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終わりを迎えつつある中国共産党の宴

日本版ウォールストリートジャーナルで、6月20日、マイケル・オースリン氏による、「終わりを迎えつつある中国共産党の宴」という記事が配信された。
http://jp.wsj.com/Opinions/Opinion/node_464359

そこでは、以下のような論点が述べられている。

「中国共産党には、今まで無視してきた長期的な問題があり、これが現在の経済失政につながっている。中国企業の競争力に影響を与え始めるほど賃金が上昇していることに加え、経済成長の中心地である沿海部で労働力不足も起きている。内陸部では雇用機会が増えているということもあるのだが、最大の問題は生産年齢人口がすでにピークに達してしまった」と指摘している。

そして、その原因が「中国政府の1人っ子政策にある」とのこと。

さらに、
「中国金融市場における自由化問題があり、ここ数年間、中国政府は人民元を国際化することを示唆して物議を醸してきたわけであるが、資本市場を開放できなければ口先だけの約束に終わる」
「中国の資本は、公的部門において非効率的な大企業によって浪費されていたり、多くの専門家が破裂間近とみる1.5兆ドル相当の不動産・地方政府債務バブルへとつぎ込まれている。その一方で、温州の小規模製造業者など、まじめに努力している新興企業が資金難に陥るリスクにさらされている」

「中国人は限られた人々だけが優遇されるシステムについて不信感を抱いており、縮小する経済のパイのより大きい取り分を巡っての中央指導部での派閥抗争が増えるかもしれない。 財産権や司法の独立が確保されていない現状では、縄張り争いが激化した場合、一般の国民は自分で自分の身を守らざるを得なくなる」。

「共産党はおそらく、抑圧を一段と強めるという対抗措置に出るだろうが、それにより国内情勢は一層不安定化する。と同時に、体制が揺らいだ中国は、愛国感情に火を付け、国民が抱いている不満を国内から国外へ向けさせるため、近代化された軍隊で外国に攻撃を仕掛けるかも知れない。国内か国外で起こり得る“殺りく”は、共産党に存続の危機をもたらすことになる」

とのことだ。

同様のことは、石平氏も指摘している。

 最新刊、「中国崩壊と暴走3つのシナリオ」(幸福の科学出版)
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=760

において、次のように書かれている。

「今の中国の外貨管理制度のもとでは、国内企業の稼いだ外貨はそのまま企業の手元には入ってこない。それは全部中国政府(中国銀行)によって買い占められ政府の手元に留まり、政府の持つ外貨準備高となる。しかしその代わり、中国政府(中国銀行)は、輸出企業の稼いだ外貨に相当する人民元を発行して、輸出の対価として企業に渡さなければならない、という仕組みになっている」
 
驚くべきことに、これが、社会主義市場経済の真の姿なのだろう。

私たち、自由市場経済では考えられない経済構造を持っているということだ。

ちょうど、国内の市場経済圏をすっぽりと覆い尽くして完全統制下におく人為的管理機構が存在するということだ。

日本やアメリカなどの自由経済圏は、国家を超えてそれをうっすらと取り巻くようにグローバル経済が広がっている。

それゆえに、為替相場一つであったとしても、国際協調した為替介入でもってさえ思うようにコントロールできなくなっているのが、今の世界経済なのだ。

限られた人間による恣意ではなく、数多くの人々の集合想念によって動くのである。

終局のところ、中国の経済と、自由主義経済権は真っ向から相容れないものであり、経済的規模はあるにせよ、中華経済圏は我々のものとは“隔絶された統制経済”以外の何ものでのないということだろう。

そして、前出の石平氏の書籍の中にある、「2011年から中小企業が絶体絶命の窮地に陥る」との指摘のごとく、社会主義的統制市場経済によって引き起こされた人為的インフレを、金融引き締めというこれまた社会主義的手法によって無理やり統御しようと押さえつけることにより、実体経済を支えているはずの”健全な中小企業”が壊滅するという、救いがたい結果を生じるであろうとのことだ。

間違った政策で破局するなら破局してもかまわないが、自国のみが破局してゆくのは仕方がないともいえようが、巻き込まれる周辺諸国はたまったものではないだろう。

それが、今、私たちの前にある中国問題ということだ。

自由市場経済の下では、その自由な競争原理に底支えされ、今まで見たこともない新しい価値が創造され、その結果として経済的繁栄が生み出されてくるだが、
それに対して、
自由を統制し、思想の自由も保証せず、よって創造性が束縛され、新たな価値すら生み出せなくなり、経済発展は抹殺され、実体経済が失われ、既存の価値が限りなく崩壊し、その象徴とし「て紙くずと化してゆく人民元」を、何とかして中国の国益にかなうようにするためには、他の自由主義経済権を、自らの力で統制経済へと押さえつけ、社会主義市場経済の枠組みの中に「軍事力を背景に組み込んでゆく」しか方法はないということだろう。

これから中国は、そうした方向に露骨に活路を見出してゆくことになる。

しかし、その野心を、その間違いを、徹底的に自由主義経済圏が粉砕し、力による覇権主義に対して、愛と信頼による経済連合の拡大によって終止符を打ち得た時、この地球世紀の中に新たな文明が創造されてゆくことになるだろう。

私たちは、そういった方向をこそ熱烈に求めてゆかなければならないということだ。

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青の錬金術師

Author:青の錬金術師
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このブログでは、幸福の科学の信者として、エル・カンターレ文明建設に資するべく、様々な新しい視点や発見などを提供してゆきたいと考えています。
私といたしましては、科学と宗教を融合してゆくユニークなサイトにしたいと志しています。

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1962年生まれの薬剤師です。

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