FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

所得再分配の正義について ①

先日、閣議決定され公表された”税制改革大綱”について、テレビなどで様々な議論がなされてきています。

その討論を見ながら、あまりにも雑な前提に基づいた論議がなされているのではないのか?ということを感じました。

最も違和感があったのが“所得再分配”に関しての扱いでした。

所得の再分配は、無批判に正義であるという前提で、すべての話が進められていたからです。

所得の再分配が正義でなければならないと、それが、当然のことであるかのように語られていたのです。


所得再分配の骨子は、おそらくは“救貧思想”に基づくと思われるのだけれども、それをなすべき義務が国家あるという。

「先ず、国にそれをなすべき責任と義務があるのだから、しっかりと仕組みを整えていただかなければならない」

それが、常識であるかのようにとらえられているのです。

そして、

「それが実践できる人が、政権を担うべきである」

「このことについては、もはや議論の域を超越している。それが分からないのなら、勉強してから出直してこい」

「そう、誰も否定することができないセントラルドグマなのだから、突っ込むな」

「これが、近代国家の基本理念と知りなさい」

オーバーかも知れませんが、以上のように感ぜられたということです。


その根拠は何なのか?ということに思いを向ければ、それは、おそらく

「私たちから税金を徴収する」という国家の権利と、「それを預託された国家に生ずる義務」という、国民の主権に帰着してゆくのだと思います。

税を支払っている納税者にあっては、「その代価として、国からの行政サービスを受け取る権利がある」ということでしょうか?

「それは国民の権利なのだから、政府さんには、税制などの徴税法についてなんだかんだ言う前に、その受益者となるはずの国民に有利になる制度を組み立ててもらわなければ困るだろう」

「しっかりしてくれよ」

こんな感じでしょうか?


しかし、この話の流れの中で考えを進めてゆくと、どうしても”財源”ということが気になってきます。

今までは、そんなこと気にもせずに要求ばかりしていた人も多かったようですが、政府があれだけ「財源! 財源?」と耳にタコができるぐらい繰り返してくださったおかげで、財源意識は国民に浸透してしまった感はありますね。

それで、所得材分配に関しての“財源”について思いを向けるならば、

弱者と総称される人、つまり持たざる者ですね、彼らを救うために、ちょっと余裕ある人々からお金を頂くことに問題はないと考えられる。

そこで、「努力して裕福になった個人から資金を集めさせていただいて、自分で何とかできないような社会的弱者といわれる人たちにバラ撒いてあげる」

その行為は、無前提に正しいのであって、また、それが近代の証であって、それに異論を唱えるのは、まず無慈悲であるでしょう?
利己的であるでしょう?
またそれは、自分さえ良ければいいという自己中心主義の表れでもあるでしょう?

それに、「裕福な人種は、自分の贅沢のみを望んでいる我利々亡者なんだから、社会による調整を働かせないと、二極分化してしまう。富める者はますます富み、貧しきものはますます貧しくなる。その個我の暴走から脱して、社会による調整機能というものを発達させたのが近代社会の進歩であり、その否定は、世を過去世戻りさせる蛮行なんですよ…」
「少なくとも、知恵ある者の議論にはそぐわないんです」

このように考えているのではないのかな?と思います。

こういった考えをする人たちが行き着くところは、

「所得再分配がきちんとなされているかどうかが重要であって、それが正しく機能しているかどうかが正義の分かれ目なのである」

「不当な格差が生じて、さらに、持てる者と持たざる者の格差が固定されてしまうことは、国家が強力に介入してそれを是正しなければならない」

「その強制介入が正義であって、格差という不正義を追放することが政治家としての使命であるはずだ」

所得再分配の理論は、このような考えのもとに主張されていると推定されるのです。

特に、菅政権においては、です。

しかしながら、この大前提に大間違いがあったとすれば、そのあとに展開されるすべてが、時間の無駄になりかねないのですね。

私は、菅政権自体が時間の無駄であった。

そして、その成立を底支えして菅政権をこの世に実現させたのが、マスメディアに浸透している”所得再分配の正義”にあるのではないのか?

まあ、そういうことを感じたということであります。

続く
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


非公開コメント

プロフィール

青の錬金術師

Author:青の錬金術師
ご訪問くださり、まことにありがとうございます。
このブログでは、幸福の科学の信者として、エル・カンターレ文明建設に資するべく、様々な新しい視点や発見などを提供してゆきたいと考えています。
私といたしましては、科学と宗教を融合してゆくユニークなサイトにしたいと志しています。

御愛好のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
1962年生まれの薬剤師です。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。