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Ⅳ、軍事兵器と科学技術

映画「2001年宇宙の旅」の冒頭シーン。

集団で争っている猿が、相手を打ち倒すための武器として使用した骨を勝利の雄たけびと共に上空に投げ上げると、その一瞬後のシーンでは宇宙船に変わって降りてくるという描写がありました。

今後、宇宙開発もさらに進んで行くことでしょうが、その技術開発に関しては、どうしても軍事的開発と切り離すことは不可能だと思われます。

そもそも、平和目的にだけ特化した新技術など、絶対にあり得ませんね。
技術は技術として確固として存在し、「それを如何に使用するかということの問題だ」ということですね。

技術は、政治単位によって破壊兵器として使用された場合には、“暴力装置”となる可能性が高いものです。
しかし、それは政治がらみの話だけではなく、個人であっても同じことです。

警官が持つ拳銃、武士が持つ刀、主婦が持っている出刃包丁。

いずれも人間の手に委ねられた科学技術あって、その使い方は使う人間の心次第ということでありましょう。


文明の落差の根本には、科学技術の進化の違いがあります。

文明の進化度の相違は、いざ戦争になった時に途方もない勝敗の違い、死者の数といった現実的な結果としてあらわれてきます。

原子爆弾についてはすでに述べましたが、例えば、日露戦争でバルチック艦隊を炎上させ勝利に導いた帝国海軍が保持した“下瀬火薬”もそうでしょう。

また、第2次世界大戦においてアメリカが圧倒的に優位に立つことになったレーダー技術。

弾道核ミサイルの技術の有無が、最後の切り札となるような時代です。

文明の落差は、いざ戦争が起きた時に、対峙する勢力間の死者の数となって露骨に現れてまいります。

イラク戦争における純然たる戦闘状況では、アメリカによるイラク兵の大量虐殺に近いものであったでしょう。

さらに古い時代に遡れば、信長の擁した鉄砲隊の破壊力。
ローマの重歩兵部隊など…。
あげてゆけばきりがありませんね。

もし、相手が圧倒的な技術力の差による大量破壊兵器を保持していた場合、その破壊兵器による恫喝の前には、あらゆる交渉力や駆け引きが無力化される場合があります。

その圧倒的技術力の差の前に、劣る側の選択肢として残されるのは「全面降伏による植民地化か、民族浄化に近い大量殺戮かしか選べない」ことさえおこり得るということです。

ですから、科学技術に関する問題は、善悪の道徳論を超えたところにある避けがたい“厳しい現実”であるということに思いを向けなければならにと思います。


また、自分たちの側が科学的優位にある場合はどうでしょうか?
 
その技術の優位性を保持する政府にあっては、過度の秘密主義、隠蔽体質が芽生えてきます。
それは、比較的に悪い結果を生じやすいものであるということも考えておかなければなりません。

今のアメリカ政府のとっている秘密主義の中には”国家の安全保障”ということがあるのでしょうが、あまりにも自国の利益のみを考えての機密優先、極秘開発、他国の自由な開発の阻害や国民への裏切りなどといった行為は、逆に国際間の危機を増長し地球全体の幸福を阻害することもを心しておかなければなら無いと思います。

と同時に、私たち国民の側、平和主義を標榜する日本人にあっても、技術の軍事応用の可能性を劣悪なるものとして蔑んで、

「兵器開発、科学技術の軍事応用を嫌悪し、拒否し、完全拒絶し、考えの中から完全排除する」

ことは、

「結果的に世界の技術開発競争に後れをとり、トップリーダーの座からは外れていくことにつながる」

という現実から目をそむけてはならないということであります。


今のままでは、日本の国は技術的一等国の立場から転落し、技術輸出国から輸入国へと転落してしまうことは間違いあないことでありましょう。

資源が無い島国にもかかわらず、高付加価値を創造することによって豊かな国をつくりあげて来たわけでありますが、その道を逆行するかのごとく貧乏国へと落ちぶれてゆくことを選択しているように私の目には映っています。

今の考え方・姿勢ままでは、眼前に展開してくる如何ともし難い文明の落差の現実化により、もはや国際的に自由な発言は許されなくなり、要するに他国から与えられる「統制と威圧、強制を甘んじて受けなければならない立場へと追いやられてしまうということなのです。

それは、国としての独立、国家の自由が失われる。

といことであります。

その道を選択しないためには、今までの甘い考えを捨てなければならないということであります。

「軍用技術応用を否定することは、世界の一流国家という地位を放棄するということに等しい」

そのように考えなければならないということであります。

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青の錬金術師

Author:青の錬金術師
ご訪問くださり、まことにありがとうございます。
このブログでは、幸福の科学の信者として、エル・カンターレ文明建設に資するべく、様々な新しい視点や発見などを提供してゆきたいと考えています。
私といたしましては、科学と宗教を融合してゆくユニークなサイトにしたいと志しています。

御愛好のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
1962年生まれの薬剤師です。

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