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Ⅴ、幻想としての非武装中立論

「いや、その考えは間違っている。事実、日本は、今までそれを放棄してさえ一流国であり得たではないか?」

 このような意見を持たれる方が、今の日本においては主流を占めているように思います。

確かに、そういう意見もあり得ます。

しかしながら、今問題にしているのは、そこに流れる理念のことではなくて、”現実問題としてのリアル感”のことです。

理想として、そして最終目標にある“平和の心”は、捨ててはならないことです。

でも、現実無視はいただけません。

理想のみにスポットをあてて、それと違っていると憤慨するだけなら、まるで子どもの論理のように聞こえますね。


それでは、何が駄目なのでしょうか? 現実問題として、何が足りないのでしょうか?

いったい何が非現実的なのでしょうか?


今の日本に欠けているのは、日本の国民としての意識だと思います。

島国であり、海と言うお堀で守られてきたゆえに、それほど国境を自覚すること無く済まされてきたということもあるでしょう。

”領土”という概念の自覚。

空気のような概念として、感じているだけなのではないでしょうか?

国民国家であれば、先ず、国民の集合体であるところの国家が持っているはずの”国”という自覚が無ければいけません。

そして、その”国”が、世界の一等国として大きな影響力を持つまでに成長したゆえに生じてきた、“世界に対する責任”といったところではないでしょうか?

今まで、私たちは、今もってそれを意識することが無いのではないでしょうか?


すでに大国となり、経済的に全世界の命運を握るぐらいにまで進化、発展してきたこの国にあっては、経済的にも、政治的にも、世界のリーダとしての使命を担わなければならない立場に置かれている。

すでに、そういった立場に立たされておりながら、当のご本人たちにはその自覚がまるで無い。

そういういうことでありますね。

その自覚が、今の日本人にあるのかどうか?

それが、全世界の人々から問われてきている点であると思います。


ということは…。

「足りていないのは軍事的技術力であり、いかにして最強の核兵器を配備し、それを危機管理システムとして保有し、維持運営し、いざ戦争ということになった際には、いかに相手を完膚なきまで叩きのめすことができるのか?」

そういういうことではない、ということがはっきりと分かりますよね。

それは、具体的な格闘能力・国家としての基礎体力と言う、具体的実力の次元の話に過ぎないということですね。


今問われているのは、それに先立つ精神性のところなんだと思います。

長らく、この日本においては、国益を語ることすら危険視されてきました。

それを強調した政治家や議員さんは、直ぐに左遷され更迭されてしまう。

そのような時代が続いてきました。

また、国家の当然の権利であり国民に対する義務でもあるはずの“国境を守る”ということが、なぜか軍国主義の亡霊であるかのように解され、「日本を再び軍国主義へと向かわせる危険思想」であるかのように扱われてきました。

そして、国境を否定し、結果的に国家を無くし、ボーダーレスの世界市民集団へと変貌することが人類の理想であり、その理想を語ることが進歩的知識人が標榜すべき徳目であり、また国民に対しては、「利己的でない有徳者が受け入れるべき究極のあるべき理想の姿」である。

そのように信じる人々が跋扈する時代でもありました。

「日本は日本人だけのものではない」と公言する政治家が、なぜか日本の首相に選ばれてしまい、日米関係を危うくし、結果的に日本の国をしてその存亡の危機におとしめたことがありました。

その昨今に起こり得た事実が、今述べてきた意見に対するひとつの証拠、証明になるのではないかと思います。


国家の自立。

国としての独立不羈。

それに伴う国家としての責務・責任。


それがいったい何を意味し、それを意識するということが、どういう責務をともなうのか?

それに対する答えを、国民一人ひとりが自覚し、具体的かつ明確なものとして把持していなければならない時期が到来したののだと私は思っています。

国民の集団的責任主体であるはずの国家や政府を無くしてしまい、その責任が及ぶ具体的な範囲である国境をボーダレス化して解消してしまったとしたら、その後に残るのはいったいどういう状況なのでしょうか?

端的にいえば、「近隣の強国への吸収・併合」ということ以外にあるはずがありませんね。

それは、日本の国が無くなって、日本州かあるいは日本自治区に落ちぶれるということでありますね。


平和を理想としても、現在ただ今、世界の国々の実情を見、いかなる事態が起きているかを冷静に観察すれば、国境をあいまい化する、あるいは国家としての実力行使を否定する、などということが、どれほど現実離れした大甘な意見であるかということは、すでに多くの国民には理解されることぬいなってきていると私は思います。

理想とは真逆のものが、なぜか理想的なものであるかのように誤認され、そして、真に理想を訴えるものが、まるで馬鹿であるかのように嘲笑されてきた。

それが、今までの流れではないかと思います。

さらに、その倒錯した考え方を正当化するために、マス・メディアにおける公正さや正当性すら簡単に犠牲にされてしまい、そのためには事実の捏造さえなされて続けているような情けない状態です。

そういうことが指摘されるのではないかと思います。
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青の錬金術師

Author:青の錬金術師
ご訪問くださり、まことにありがとうございます。
このブログでは、幸福の科学の信者として、エル・カンターレ文明建設に資するべく、様々な新しい視点や発見などを提供してゆきたいと考えています。
私といたしましては、科学と宗教を融合してゆくユニークなサイトにしたいと志しています。

御愛好のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
1962年生まれの薬剤師です。

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