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中国の政変 ― 自由と繁栄の世界が拓かれるためには?

少し視点を変えて、前回の記事を再考察してみます。
今の私の視点です。

中国国内において、大きな政変が進んでいる。

中国の次代のホープのひとり薄熙来が、3月15日、重慶市委書記を解任され失脚した。
妻で弁護士の谷開来が、英国人実業家ヘイウッド氏殺害に関与したとして、取り調べを受け、その流れの中で巨額の資産を海外へ隠して持ち出そうとしていたことが判明したからだ。

しかし、これはただの汚職事件ではなく、党中央の抗争とみられている。
対立の軸は、江沢民グループと胡錦濤・温家宝グループ。

胡錦濤の後継者としては、江沢民派の習近平が国家主席に就任することが決まっているが、今までの中国の歴史を振り返れば、激甚なる派閥抗争の末、対抗馬を葬り去ったものが独裁体制を築き上げているのが実情だ。
そして、最終的には、人民解放軍を掌握できたものが勝利してきた歴史がある。

それが毛沢東、小平と続き、その後に江沢民と胡錦濤と来て、上海と北京の間で熾烈な権力闘争が繰り広げているというわけだ。

江沢民グループは上海閥とも呼ばれているが、その中にも内部抗争が存在し、薄熙来と周永康は、「周近平の政権を数年以内に奪い取る陰謀をたくらんだ」とも非難され、二人ともすでに今回の政変で姿は消えた。

結果的には、習近平をはじめとする江沢民派に、胡錦濤らが一矢報いた結果になっている。

しかし、話はそんなに単純ではなさそうだ。

現在は、共産党をはじめ中国国内の様々なグループが、自らの利害を絡めつつ世論操作を狙って情報を小出しに送り出し様子を見ている状況と、欧米メディアは判断している。

似たようなことは、清朝末期にも起きたイベントだ。

ただ、当時は様々な事物の価値判断ができる民度が中国の中に醸成されておらず、偽情報が氾濫し、議会民主主義といっても、まさに混とん状態に陥った。

日本にあっては、愛新覚羅溥儀に憐憫の情を抱いた関東軍が独走し、彼に満州国をつくらせてしまったことから中国国内の政争のごたごたに巻き込まれ、日中戦争へとなだれ込み、太平洋戦争へと発展した。

そして、日本は敗戦。中国は共産党の手に落ち、そして現在に至るというわけだ。

長谷川慶太郎氏の最近の指摘によると、人民解放軍の瀋陽軍区が北朝鮮の後ろ盾にいて、北京政府とも距離をとりながら、あれこれと糸を引いているということだ。
それは、かつての満州国において関東軍が犯した過ちを中国的側面から踏襲しようとしているかのように私には映っている。

彼らは、逆の意味でのカルマを味わうことになるのかもしれないが、ただ、この軍区が独走して、中国内が新たな軍閥に基づいての内戦状態に陥って血で血を洗う抗争状態に入ることは、世界にとっても悪夢だと思う。

先の時代の結論は、「堕落と混沌の民主主義よりは、独裁政権の方がまだまし」ということで、最終的には国民党と共産党の覇権闘争になったのだろうから…。

共産党独裁下の中国は、小平の提唱した”社会主義市場経済”の伸張により、権力者は政治権力を経済的利権に変質させ、表に出せない暗黒面を抱えることになった。
それが例えば、天安門事件や法輪講にからむ人権蹂躙、そして、統制経済ならではの非合法闇資産の拡大ということだ。

今、その暗部をからめての政治的に駆け引きとバブル崩壊が始まっていて、政治的敗北は即失脚ということだ。

軍による血で血を洗う抗争よりも、政争による糾弾の嵐の中でダークサイドの浄化が進み、混沌の中から自由選挙と民主主義、そして共産党による一党支配から複数政党制の実現へと近代政治への道が開けてゆくことこそが望まれていると私は思っている。

汪洋、兪正声、張高麗といった新しいリーダーの名前もあがっている。

自由の風が、中国の国のあり方を、根底から変え始めようとして始めているのだろう。

中国国内の政治的混乱と熾烈な同志討ちを超克し国家として一枚岩にまとめあげるためには、“外敵”を創出することが一番簡単な手段となる。そして、その対象に日本がされかねない状況にある。

しかし、日本脅威論で中国内がまとまることを許さず、
今湧き上がっている中華人民の思想的自由と多様なる政治的価値観を求める力の方を開放し、
今後、日本に対して強烈に中国からかけられてくる政治的・軍事的プレッシャーを、国家としての精神力によってはじき返すことに成功すれば、
その力は必ず、さらなる中国国内の自由と繁栄を開花させる方向へと押し流してゆくことができるだろう。

今、私たち日本人にとって、正念場が近付いているのだと思う。

ひとまず了。
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青の錬金術師

Author:青の錬金術師
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このブログでは、幸福の科学の信者として、エル・カンターレ文明建設に資するべく、様々な新しい視点や発見などを提供してゆきたいと考えています。
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1962年生まれの薬剤師です。

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